はじめての薬剤師
ブログをご覧いただき感謝する。
さて、5月に入り新人薬剤師も少しは心に余裕ができてきたのではないだろうか。
はじめての薬剤師が必要なこと、知識と経験だと考える。
この2つは当たり前のことだが両輪であることは間違いない。
片方に片寄りすぎていても困ることがあるだろう。
経験面は現場で得られることが多いと思うので、全力で仕事をしてさまざまな気付きをしていただきたいところである。
知識だが、まず私はこちらをオススメする。
処方がわかる医療薬理学2016ー2017
数多くある本の中でこの本を選んだ理由はもちろんある。
1ヶ月仕事をして、今まで勉強したことと知識のズレはなかっただろうか。
少なくとも私はあった。
それは、商品名と一般名が一致しないことだ。
商品名は商品名で割りきってどんな薬かを覚えていくこともありだと思う。
しかし、ジェネリックに変更可となると、すぐにその薬を探さなければならない。
商品名ごとに覚えていくと動作が遅れてしまう。
かといって、1から商品名に対応するジェネリックを調べていくことも骨がおれる。
そこで、上記の本だ。
この本では他の本同様に高血圧薬といった分類ごとに説明をしているわけだが、一般名と商品名がセットで記載されている。
これにより、1度勉強で2度おいしいことになる。
それだけではない。
処方についてかかれているので、より現場に沿った考えのもと勉強ができるということだ。
この本を早く読み、読み終わる頃には、同期を突き放すことが可能になるのではないかと思われる。
少なくとも、私の場合はそうであった。
ぜひ、興味が持てれば取り組んでいただきたい。
他人に言われたからではなく、自分の意思で。
現状に甘んじることなく常に成長を求めて。
新しい視野の獲得を。