はじめての薬剤師

新米薬剤師の奮闘記、悩み、オススメを記載していきます。

ザイザルは寝る前に飲む薬

添付文書を確認するとザイザルは就寝前に服用になっている。

食後に服用するとCmaxが35%低下するようだ。

しかしながら、AUCには影響はない。

この二点からどのような解釈をするかは読者に任せる。

AUCが同じだから効き目は同じなのか。

Cmaxが低下して治療域から外れていたら効果は薄まるのか。

その辺りは疑問を残しておきたい。

そして、考えを議論していただきたい。

顔にニゾラール塗る

顔にニゾラール。

初めて見たときは、顔に水虫がいる人なのかと思った…

顔に水虫とか大変すぎる。

タオル洗いまくらないと間に合わない。

ほっぺたスリスリもできない…


そんなのは杞憂である。

脂漏性皮膚炎である。

原因菌が真菌であることが多いので真菌薬のニゾラールがでているのである。

抗生剤重複処方

サワシリンとオーグメンチンが同時に処方されている処方箋がきた。

すぐさま違和感を覚えた。

なぜなら、アモキシシリンが共に含まれているからだ。

治療薬マニュアルを確認したが載っていない。

ネットで調べると、副鼻腔炎や市中肺炎の処方のようだ。

オーグメンチンを倍量にすると副作用が増大する。

アモキシシリンの量だけを増やしたいのでオーグメンチンに追加で出ているようだ。

ただ、投薬するとただの風邪。

カルテには別の疾患名が書かれていることだろう。

ニキビの治療薬について(外用編)

一昔前ならニキビの治療ではアクアチムクリームが処方されているだけだったのではなかろうか。

少なからず、私はそうであった。

現在では多くのニキビの治療薬があり、塗り方は複雑になっている。

以下に記すものがメインとなっているのではなかろうか。

  • ヒルドイド系の保湿剤
  • ベピオゲル
  • ディフェリンゲル
  • アクアチム系・ゼビアックスローションの抗菌薬

さて塗り方の順番はバッチリだろうか。

ベテラン薬剤師なら問題なく答えられるだろう。

塗り方は上記に記してある順番である。

 

洗顔

保湿剤

ベピオゲルあるいはディフェリンゲル(併用の場合、どちらが先でも構わない)

抗菌薬

 

この順番である。

覚えておかなくては薬剤師は服薬指導できない。

しかし、丸暗記なんて無駄なことはしないこと、これが重要である。

 

ベピオゲル・ディフェリンゲルは皮膚刺激感がでる。

洗顔後の肌に直接塗ると刺激が大きい。

ところが保湿剤を先に塗ることで刺激感が軽減される報告がある。

そこで洗顔後に乾燥を防ぐためにも、まず保湿剤を塗る。

その後、ベピオゲル・ディフェリンゲルを重ねる。

 

なぜ抗菌薬は最後なのか。

それはニキビの患部にのみ塗るからである。

始めに塗ってしまうとニキビがないところにまで広がってしまう。

それを防ぐためにも最後の仕上げにピンポイントで塗るのである。

 

ちなみに、アクアチムは剤形に関係なく順番は同じであるので、困らないようにしていただきたい。

 

これで少しは丸暗記が減ることを願いたい。

 

長々と休息をとってしまった

8月いっぱいで前職を退職した。

体調が崩れれば半年は復帰は難しいと考えたからだ。

5ヶ月と短い期間だったが、完全なるハードワーク…肉体労働だった。

薬を渡すだけの底辺の薬剤師を経験した。

今まで休息を取っていたのはブログだけである。

仕事は9月から派遣として働いている。

時間も短く時給も高い。

稼げる時に稼いでおかないと損をする。

そう、今しか派遣では稼げないと考えている。

そのうちに、次の手を考えておきたい。

体調は崩すことなく維持し続けた。

今回、利用した転職サイトはファルマスタッフではない、エムスリーキャリアだ。

時給2700円のところを3000円まで引き上げ交渉をおこなっていただけた。

今では3100円となっている。

それを下記に記す。

他にもいい条件とともに交渉もしてもらえるので安心できる。

現状に少しでも不満があれば、腰をあげてもいいのではなかろうか。