はじめての薬剤師

新米薬剤師の奮闘記、悩み、オススメを記載していきます。

井の中の蛙

調剤薬局で働きだして約1年。

新しい仕事はほぼない。

初めは毎日新しいことを覚え、失敗しては覚えを繰り返していた。

そうこうしているうちに、管理薬剤師が担当していたの仕事を大幅に引き受け、その他の雑務もこなしていくようになった。

薬局では欠けてはならない存在に成長したと自負している。

学べるものはすべて学び、経験できることもすべて経験する。

1年は全力疾走しようと思っていた。

するとやはり、私が仕事をしているときに他の人がサボるようになっていった。

サボりたいから私に仕事をふっていたのかと。

それでも、完璧に仕事をこなしていたつもりだ。

いつか、サボっていたツケが回ってくると考えながら。

そして、辞めた。

私のしていた仕事量は新人1人での許容量ではなかったのだろう。

引き継ぎの同期が来ても上手くこなせていなかった。

ここで、薬剤師の下積みはある程度できたはずだと考えていた。

 

そして、短期間の仕事をすることとなる。

店舗に行った初日に驚いた。

圧倒的な薬の量と種類。

そそり立つ壁ならぬそそり立つ薬だった。

実際に働きだしたら、ピッキングにかなり戸惑う。

場所が全然わからん。

足を引っ張るまいと、必死で覚えていった。

分包機もVマス。今まで、円盤に頼りきりだった。

薬剤師としてスキルはまだまだだと思った。

今まで、小さい世界にとどまっていたなと本気で思った。

あのままいたら私はできる人としての高評価を受け続けて薬剤師として一人前になれたと思い込んだまま仕事をし続けていただろうと思う。

短期間でも学べることは多く学びたい。

ありがたいです。

勉強もできて、給与までもらえるなんてありがたすぎる。

職場の人たちもいい人ばかりで働きやすすぎる。

環境を変えることで見える世界がこんなに違うとは。

 

4月から新しい職場に行くが、今使ってる適応能力をさらに高めて挑みたいと思う。